プレゼンが成功する話し方|人を惹きつける構成も解説
2019/10/09

社会人の方も学生の方も、プレゼンが楽しみで仕方ないという方はいないでしょう。たとえプレゼンの内容に自信があっても、緊張してうまく伝えることができなければ、そのプレゼンは大成功とは言えません。
今回は、プレゼンを成功に導く話し方、構成について解説していきます。
プレゼンが成功する話し方とは?

プレゼンは、そもそもどういう状態が成功と言えるでしょうか。まず相手の興味を引き、相手の知りたがっていることを的確に伝えることが一番の要と言えます。そのためには『今回のプレゼンの目的はなんなのか』つまり最終的に主張したいゴールを明確にしてから、プレゼンの構成を作っていくという流れが大切です。
この時、自分の話したいことばかりで構成を作ると、プレゼン中に相手に興味を持ってもらえません。すると、こちらのモチベーションも下がり、緊張が強くなってしまう恐れがあります。
解決するためには、相手の知りたいことや解決したい問題を想定するのがポイントです。相手の欲しい情報を最重要項目として盛り込むことで、興味を持たれるプレゼンをすることができるようになります。
プレゼンの構成はどう作る?

『構成』とは、つまりプレゼンで話す内容の大筋の下書きのことです。しかし、この下書きが細かければ良いというわけではありません。例えば、綿密なカンペを用意してプレゼンに臨むと、質問や資料のトラブルなどのイレギュラーな展開に対応できなくなってしまいます。また、カンペを読むために下を向きっぱなしで話すのは、コミニュケーションが遮断されてしまうため、プレゼンにおいてなによりも避けたいNG行為です。
オススメするプレゼンの構成方法は、最終的な主張に向けた大筋の展開を用意することです。主張を伝えるために必要な要素と、数値などの覚えにくいデータをざっくりとまとめたものを作り、それを元にして自分の言葉で話すのが良いでしょう。
以下の記事ではプレゼンの構成について、役立つフレームが紹介されていますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
プレゼンに活かせる『4MAT理論』とは
プレゼンの公式としてアメリカで生み出された『4MAT』をいう理論があります。例えば、同じ対象物を目にした場合でも、人それぞれ興味を持つ情報が違います。その『人々が興味を持つ情報』は、大きく4つのタイプに分けることができるのです。
プレゼンにおいての利用方法は、4タイプ全ての要素にアプローチして万人に納得させるプレゼンを目指したり、決定権を持つ重役のタイプを分析し、そこを要点として強化するプレゼン内容にすることなど様々です。
何に関心があるか | お勧めプレゼン方法 | |
---|---|---|
WHY | なぜ必要なのか | プレゼン自体の必要性、プレゼンを聞くことで得られる利益に興味があるので、提示すること |
WHAT | どんな情報なのか | プレゼンで発表される情報そのものに興味があるので、事実やデータなどの裏付けをしっかりと盛り込む |
HOW | 具体的にどうやるのか | プレゼンで発表したプロジェクトをどのように形にするのか、実践方法を説明する |
IF | もしもこうなった場合は? | 様々な状況を想定して、ひらめく新しい策を求めているので、意見交換のあるプレゼンを作る |
統計では、全体の40%ほどが『WHYタイプ』であるとされています。そのため、いかにこのプレゼンにメリットがあるかを最初に説明できれば、会議室の半数近くの興味を引くことができるとも言えます。後の3タイプはそれぞれ全体の20%ほどと分散していて、人によって興味の対象が異なることを表しています。
4MAT理論については、こちらにも詳しく解説されています。
わかりやすいと思わせる話し方のポイント

「頭のいい人は、難しいことを簡単に説明できる」という説を聞いたことがある方は多いでしょう。明確な構成はもちろん、プレゼンで大切なのは『わかりやすく話すこと』です。
- 一番最初に概要を説明する
- 具体的な数値を示す
- 専門用語は補足説明をする
以上の3つのポイントは、基本として押さえておくことをお勧めします。特に結論から述べる話し方というのは、時間に追われ、効率を求めるビジネスマンに好まれる話の展開方法です。最初に結論を端的に述べて、理由を説明するという流れを作れば、聞きやすいプレゼンになり、さらに自分も混乱せずに結論というゴールに向かって話すことができます。
プレゼンで緊張しない話し方

プレゼンのコツについて、理屈はわかっているけれど問題は『単純に緊張する』というところでしょう。相手に向かって話すプレゼンですが、実は自分との戦いです。最後まで自信を失わずやり遂げてこそ良いプレゼンと言えるでしょう。
間を意識してゆっくりと話す
人は緊張すると、自然とその場を早く切り抜けようとします。そのためプレゼンなどの発表の場では早口になりがちです。しかし、下を向いて話してしまうことと同様、早口のプレゼンというのはコミニュケーションを遮断する印象を与えます。自分ではそんなつもりはなくても、独りよがりに自分の話したいことだけを述べているように見えてしまうこともあります。
これを改善するためには、意識してゆっくりと話すように心がけることです。自信がない箇所があれば、なおさらゆっくりと話すことで誠意が感じられます。もしかしたら、補足のための適切な言葉がふっと浮かんでくるかもしれません。さらに、時々『間』を与えるのもプレゼンのコツです。相手に情報を与え続けるのではなく、一拍おいて相手に理解してもらう時間を作る狙いがあります。また、自分のペースを保つためにも、間を意識するのは効果的な話し方と言えます。
話し方についてもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
身振り手振りをつける
ジェスチャーをつけて話すことも、自分のペースをつかむのに効果的です。物理的に身体の緊張を解くことができます。さらに、相手から見ると、棒立ちでのプレゼンよりも熱意があるように感じられ、より聞いてもらうためのアピールにもなります。また、数字を提示するときに指で表したり、比較対象を手振りで示したりするのは、言葉の補足にもなります。わかりやすく、印象に残るプレゼンだと思わせる効果もあり、お勧めです。
反応してくれる人を見つける
数人から数十人の前でプレゼンしていると、中にはうなづいたり相槌を打ってくれる人がいることがあります。自分のプレゼンに好意的に耳を傾けてくれている人を見つけたら、その人に語るように話してみるのがおすすめです。あまりやりすぎると不自然ではありますが、プレゼン中に緊張がピークになった時や、自信がない箇所、周囲の反応が薄かった時などに、じっと聞いてくれる人に目を向けるようにすると、緊張が和らぎます。
以下の記事でもプレゼンに役立つ情報をご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
記事内の情報は2019/10/04時点のものです。
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